タウン情報まつやま

旬を追いかける編集部が
愛媛の生産者さんを直撃取材!

知っているようで知らなかった「えひめの食」

タウン情報まつやま2020年4月号掲載

アスパラガス

アスパラガスの写真

春芽と夏芽があり、年に2度旬を迎える緑黄色野菜。周桑産のアスパラガス「緑のささやき」は、鮮やかな緑色の太茎で、ぼかし肥料やミネラル資材を使用しているため甘みが強くやわらかいのが特長。

  • 栽培中のアスパラガスの写真

    CHECK!春芽と夏芽がある

    寒気に当たり根に栄養を蓄えて発生する春芽(1月下旬~4月下旬)。春芽終了後立茎(りっけい)し、光合成で根に栄養を蓄えて発生する夏芽(6月~10月上旬)がある

  • 立てて保存する方法を説明している写真

    CHECK!立てて保存が正解!

    寝かせると穂先が起き上がろうとして栄養を使ってしまい鮮度が落ちるため、新聞紙などでくるみ、立てて保存するのが正しい保存法

1日で約8cm伸びる!驚異的な成長力

“美味しい”を届けるために土づくりと管理に余念なし!

県内でシェア80%を誇るアスパラガスの産地、西条市周桑地区。ここで育てられるアスパラガスは、甘みが強くやわらかい食感が特長。そんな「JA周桑」管内で栽培に取り組む廣田さんは、長年勤めた会社を4年前に定年退職し就農した。

アスパラガスは一度植えてしまえば、1つの株で20~30年も栽培できる永年作物だ。温度や湿度管理をはじめ、しっかりとした“土づくり”が大切で、米ぬかなどの有機質肥料を発酵させたぼかし肥料とミネラル資材を使い、通水性の良いふかふかな土をつくるのだとか。

こうして美味しいアスパラガスを長年育てるための土台作りをしっかりとすることで、収穫時期になると元気な芽が毎日のように生えてくる。

そのためシーズン中は収穫作業が毎日続くが「農業は自分の段取りで仕事ができる。作業が毎日あって楽しい」と廣田さん。今後は自身の体験を活かし、就農する人たちにその“楽しさ”を伝えていきたいと話す。

廣田 浩一さん

生産者

JA周桑

廣田 浩一さん

長年勤めていた会社を4年前に定年退職し、就農。栽培面積23aを収穫期以外は一人で栽培をしているが、今後は雇用を含めた規模拡大を考えている

  • Information

    知っトク!マメ知識

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    収穫前のアスパラガスの写真

    美味しいアスパラガスの選び方

    穂先が筆のようにキュッと締まっていて、ピンッとまっすぐなものほど美味しい。また、茎が太く、色は濃くて鮮やかなものが、やわらかくて新鮮なのでおすすめ。

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