タウン情報まつやま

旬を追いかける編集部が
愛媛の生産者さんを直撃取材!

知っているようで知らなかった「えひめの食」

タウン情報まつやま2020年2月号掲載

いよかん

いよかんの写真

皮をむいたときのフレッシュで爽やかな芳香が特長。程よい酸味と甘みを持ち合わせ、豊富な果汁が口の中に広がる。最近は「いい予感」という語感の良さから受験の縁起物としても人気。

  • 収穫中のいよかんの写真

    CHECK!宮内伊予柑は愛媛で発見された!

    1955年に松山市の宮内義正氏園で枝変わり(突然変異)として発見された。発見者の名前にちなみ名付けられ、母樹は松山市で保存されている。

  • 出荷前に貯蔵を行っている写真

    CHECK!出荷前の貯蔵がポイント

    色づきを良くし、味を調えるため、出荷前に予措(よそ)という貯蔵を行っている。そのため倉庫内での品質管理も重要となるのだ。

色よし!味よし!香りよし!!三拍子そろった柑橘

「柑橘は愛に応えてくれる」ゼロからの挑戦が実を結ぶ

アメリカで農業研修を受けた後、沖縄で約2年過ごしたという井上さん。沖縄の人の“地元愛”に触れたことなどをきっかけに、地元愛媛で柑橘の栽培にチャレンジしようと決意し、2019年に就農を果たす。

選んだ品種はフレッシュな芳香が特長の宮内伊予柑。

幼い頃から農業に親しんできたとはいえ、柑橘の栽培はもちろん初めて。知識も技術も無いゼロからのスタートとなったが、JA職員のサポートも受け、120aの土地をほぼ一人で育て上げた。

「剪定や摘果にかけた手間や愛情に柑橘は応えてくれる。収穫のときは学年末テストのように、やってきたことの成果が見られて楽しいです」。意気揚々に語る姿を見ると、心から農業を楽しんでいる頼もしい様子が伝わった。

井上 周治郎さん

生産者

JAえひめ中央

井上 周治郎さん

農業をしていた祖母や親戚の影響もあり、幼い頃から農業が好きだったという井上さん。今後は紅まどんな、せとかも栽培予定。

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