タウン情報まつやま

旬を追いかける編集部が
愛媛の生産者さんを直撃取材!

知っているようで知らなかった「えひめの食」

タウン情報まつやま2019年7月号掲載

はだか麦

はだか麦の写真

大麦の一種で、脱穀すると簡単に穎(エイ)という穀粒を包んでいる皮が取れることから「はだか麦」と呼ばれている。

はだか麦に含まれる食物繊維には、水溶性植物繊維であるβ-グルカンが含まれている。

  • 手のひらでも簡単に脱穀できることを説明している写真

    CHECK!手のひらでも簡単に脱穀できる!

    はだか麦は、穀粒と皮のはがれやすさが最大の特長。湿害に弱いので温暖で雨の少ない瀬戸内沿岸でとれるものが高品質とされてきた。

  • はだか麦の写真

    CHECK!大麦は世界最古の栽培植物の一つ!

    大麦の一種であるはだか麦。実は大麦は世界最古の栽培植物の一つで、はだか麦も紀元前6000年頃には栽培が始まったとされている。

愛媛県は平成30年産で32年連続生産量日本一!!

味噌、焼酎、麦茶など多様な加工品に変身!

平成30年産で、32年連続生産量日本一に輝いた愛媛の「はだか麦」。近年は機能性成分「β‐グルカン」が含まれていることで注目され、健康ブームによりその人気は一層高まっている。

温暖で降水量が少ない瀬戸内海沿岸の地域では高品質の「はだか麦」がとれるとされ、県内では主に東予と中予地方で生産をされてきた。

そんな中、年間生産量112tを誇る「JA今治立花」管内で22歳の頃から兼業農家として「はだか麦」の栽培に携わってきた井出さん。

今年産は愛媛県が平成25年に奨励品種に採用した「ハルヒメボシ」の栽培にも新たに挑戦した。

「麦秋の時期に、収穫機に乗って黄金色の畑の中を進むと麦の“重み”を感じる瞬間があるんです。それが何より嬉しいですね」と井出さん。

実は最近息子さんが県の農業大学校に通い始めたそう。脈々と受け継がれていく農業への“想い”。「まだ一緒に作るかはわからないよ」と笑うも、その目には穏やかな喜びがあふれていた。

井出 秀司さん

生産者

井出 秀司さん

22歳の頃から、会社勤めをしながら兼業農家としてはだか麦の栽培に携わる。栽培品種はマンネンボシとハルヒメボシ。栽培面積は2.7ha

  • Information

    知っトク!マメ知識

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    「はだかんぼう麦茶」と焼酎「百点まんてん」の写真

    愛媛県産はだか麦を100%使用!

    お茶の色が明るく芳ばしい香りと雑味のないまろやかな味わいが魅力の「はだかんぼう麦茶」と、蒸溜製法にこだわりコクのある本格焼酎「百点まんてん」が好評発売中!

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