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2019.1.18

5つのキーワードで味わう愛媛のおいしいパン屋

5つのキーワードで味わう

愛媛のおいしいパン屋

今年もやってきました、みなさんお待ちかねの「パン特集」。最近は1本800円以上する高級食パンが売れたり、
パン屋を目指して旅をしたりと、その楽しみ方も多様化している様子。
ということで、今回はパン屋をもっと美味しく味わうための5つのキーワードからピックアップしてご紹介♪もっと見たい方はぜひ「タウン情報まつやま」2019年2月号の本誌をチェックしてみてくださいね。
あなたの気になるパン屋が見つかりますように。

1. 遠くても行きたい、「物語のあるパン屋」

自家製の「みかん酵母」で作る

大三島の恵みが詰まったパン

 「きっかけは娘の誕生でした」。東京で生まれ育ち、英国の大学院を卒業後、外資系の会社に勤めていた小松さん。昼夜の別なく働き、本当に忙しい毎日だったが、そこでの暮らしや仕事に不満があったわけではない。ただ、「安心できる場所で、大切な我が子を育てたい」、その想いが強かった。せっかく移り住むなら、山があって、海があって、ご飯が美味しくて、人が優しい場所がいい。そんな理想を挙げてみたら、なんとぴったりの場所が見つかった。それがこの「大三島」だ。

この島で生きていくために生業となる店を開こう、パン屋にするかカフェにするかまだ何にも決まっていないのに、「まるまど」という店名だけが一番に決まった。40種類以上のかんきつが作られる大三島で、みかんを活かした何かがしたい。この土地でしか作れないものができれば、島に住む人だけでなく、島を訪れる旅行者にとっても魅力的に映るはず。あ、大三島にはパン屋がない。そんな風に、頭の中でピースが一つずつ合わさり、結論が出た。「大三島唯一のパン屋をつくろう」と。

そしてここからが小松さんのすごいところ。パン屋での修行経験など一度もないのに、大三島にきて数カ月でみかんから酵母をおこし、難易度が高い発酵種でパンを焼いてしまう。その後専門書を集め、県外の人気店へ研修を受けに行き、独学でいろんなパンが作れるようになった。約2年半の準備期間を経て、満を持してパン屋をオープンさせたのが、昨年の4月のこと。大三島産温州みかんの自家製酵母に、国産小麦、オーガニックの原料など、使う素材にはとことんこだわっているけれど、それでもパンの値段は決して高くない。「たとえ原材料が高くなっても、地域の方が気軽に買える価格で提供したい」のだそうだ。

島の香りがするパンには、やはり島の野菜が合うと、すべてこの島の農家さんが育てたものを使う。ただ、仕入れる野菜は決めていない。毎週農家さんが選んだそのとき一番美味しい旬のものが届くので、「それを見ながらどう使おうかと考えている時間が楽しい」と笑う。最近の当たりは、まっ赤なビーツを使ったカレーパンだ。ビーツはなんでも赤く染めるので、少し扱いにくいと敬遠されがちだが、逆にその鮮やかな赤を活かした「赤いカレー」を作った。すると見た目の印象も強く残り、これがまた抜群に美味い! と評判に。パン屋での修行経験がないからこそ、固定概念もない。考えて、試して、また考える。まだまだ、小松さんの“パン物語”は始まったばかりなのだ。


パン屋 まるまど

住所/今治市上浦町井口5792

電話/0897-72-8320

営業時間/11:30~18:00(売切れ次第終了)

定休日/日~水曜休

駐車場/有

種類/約30種類

イートイン/有

目印/しまなみ海道「大三島IC」から車で約4分

https://facebook.com/marumado.bakery/
https://www.instagram.com/marumado.bakery/

2. 新しいお気に入りを「2019年注目の新店」

愛情たっぷり、ほんわり甘い

“トト”のパンをめしあがれ

焼きたてのパンの香りに誘われて扉を開けると、素敵な笑顔の夫婦が出迎えてくれる「トトトパン」。店名の由来を尋ねると「子どもたちから“トト”と呼ばれているからなんです」と、元気な3人の子どものパパでもある店主・影林さんは笑う。“トト”が作るパンは、子どもにも安心して食べてもらいたいという想いのもと、一つひとつの素材にこだわっている。生地には鹿児島産の洗双糖や沖縄産の琥珀糖を使用。ほんわりやさしい甘さと風味があり、ミネラルたっぷりなので時間が経っても味が落ちにくいのが特徴だ。その他にも、パンの種類によって小麦粉などの材料を一つずつ変えるなど、美味しいパン作りのためには手間暇も素材も惜しまない。「トトのパンが大好き!」と言う3人の子どもたちと同じように、そんな声が愛媛のあちこちで聞こえる日も、きっとそう遠くはないだろう。

トトトパン

住所/松山市美沢2-7-7

電話/089-989-6449

営業時間/9:00~19:00(売り切れ次第終了)

定休日/日・月曜、祝日

駐車場/有

種類/約30種類

イートイン/無

目印/「DCMダイキ美沢店」裏側の道を西へ直進。環状線高架下を抜けて約50m西に進んだ右手

https://www.facebook.com/kagetoto/
https://www.instagram.com/tototo_pan/

3. 定番を超えてゆけ!「あの店の名パン」

個性豊かなパンがいっぱい!

愛媛を代表する人気店

朝早くから多くの人が訪れる「メリー」は、愛媛を代表する人気パン屋のひとつ。店内にはスイーツ系から惣菜系まで、個性豊かな表情のパンが約85種類も並んでいる。今回はそんな多彩なラインナップの中から、予約取り置きも多い“実は”な人気商品を紹介! 厳選した素材で作る生地やオリジナルの具材など、一つひとつのパンに込めた思いまで味わって。

パンステージ メリー

住所/松山市南土居町540-1

電話/089-970-4824

営業時間/6:30~19:00(第1水曜~18:00)
 
定休日/月曜

駐車場/有

種類/約85種類

イートイン/有

目印/久米農免道路沿い「ローソン松山南土居店」の裏手

http://www.panstage-merry.jp/home/

4. ブームが止まらない!「愛媛の食パン専門店」

「大切な我が子に食べさせたい」

その想いから始まった食パンづくり

おそらく愛媛で一番最初にできた食パン専門店「一本堂」。オープンから早3年、いまだにその人気はとどまるところを知らない。「食パンはシンプルなパンだからこそ、使用する小麦や製法によって、風味も食感も大きく変わるんですよ」と教えてくれたのは、店主・藤田さん。3人の我が子のために、家で手のひらサイズのミニ食パンを作ったのが始まりで、今では全国に110店舗ある「一本堂」の中でも、この店限定のフレーバーを数多く生み出す名職人となった。定番の「ぷれーん」はもちろん、「Wちょこ」や「ごまおさつ」など、毎日約15種類の食パンが並ぶので「今日はどれにしよう」と迷うその時間ごと味わってほしい。

焼きたて食パン 一本堂

住所/松山市萱町3-1-5

電話/089-913-2182

営業時間/10:00~18:00(売り切れ次第終了)

定休日/日曜

駐車場/有

種類/約15種類

イートイン/無

目印/かやまち商店街を平和通りから入り、1つ目の信号より手前。左側

https://www.facebook.com/ippondo.matsuyama.kayamachi/

5. パン屋をまわるドライブ「愛媛パンドラ」

自家製天然酵母100%

心躍るユロのパン

住宅街の中に佇む「ユロ」は、イーストを一切使用せず、自家製天然酵母100%で作るハード系の食事パンが人気。特に人気なのは「パン・オ・フィグ」。程よい甘さのドライイチジクが入ったセミハードパンは一度食べると虜に。ヘルシーなはだか麦を使用したパンも必食だ。わざわざ通いたくなるそんな心躍るユロのパンに会いに来て。

boulangerie hulot

住所/松山市石風呂町42

電話/089-994-8786

営業時間/10:00~18:00

定休日/月~水曜

駐車場/有

種類/約50種類

イートイン/無

目印/国道437号線から「松山観光港」方面の県道19号線に入り3つ目の信号を右折

http://www.hulot.info/boulangerie_hulot/


この他にもタウン情報まつやまパン工場コラボパン誕生!、タウン情報まつやま料理室 愛媛らしいフルーツサンドを作ろう!などなど、パンに関する情報が盛りだくさん!詳しくはタウン情報まつやま2月号にて!

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